ガザ監督機関、ブレア氏不参加か=アラブ諸国が反対―英紙

2025/12/09 19:33配信【時事通信社】

 【ロンドン時事】トランプ米政権がまとめたパレスチナ自治区ガザの和平に向けた統治計画で、監督機関の運営を担うとみられていたブレア元英首相が、アラブ諸国などの反対で参加しない方向であることが分かった。英紙フィナンシャル・タイムズが8日、関係筋の情報として報じた。 ブレア氏は2003年の米国によるイラク攻撃を支持し、英国の参戦を決断。また、中東和平を仲介する米国、ロシア、国連、欧州連合(EU)の特使を務めていた際の「イスラエル寄りの姿勢」から、アラブ・イスラム諸国の不興を買ったとされる。 トランプ政権は9月、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続くガザでの和平実現に向けた計画を策定。戦後のガザ統治に関し、パレスチナ人らで構成される暫定委員会を監督する「平和評議会」に加わるメンバーとして、ブレア氏の名前が挙がっていた。 


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