中国、訓練通知の音声公開=空自機からも「レーダー感知」
2025/12/09 22:37配信【時事通信社】
【北京時事】中国軍機による航空自衛隊機へのレーダー照射を巡り、中国国営中央テレビ系メディア「玉淵譚天」は9日、中国海軍が空母「遼寧」の艦載機訓練を現場で海上自衛隊に事前通知したとする音声データを公開した。また、中国軍機も空自機からの「レーダーを感知した」と報じた。 音声データは無線のやりとりとみられ、中国海軍の艦艇が艦載機訓練の実施を中国語と英語で通知し、海自艦が英語で「メッセージを受け取った」と回答している。6日午後に2回呼び掛けたという。 同メディアは「それにもかかわらず日本側は訓練区域に侵入した」と強調。空自機が「50キロに満たない距離まで近づいた」とし、「われわれのレーダー捜索範囲に入ったため自然とレーダーを感知できるようになった」と説明している。中国軍機も空自機のレーダーを感知したが、「理性的に対応した」と伝えた。
