中国空母に補給艦合流=長期行動視野か、発着艦続く―防衛省

2025/12/09 23:11配信【時事通信社】

 中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射問題で、防衛省は9日、中国海軍の空母「遼寧」が新たに補給艦を合流させ、沖ノ鳥島(東京都)北側の海域を航行しているのを確認したと発表した。1カ月程度の長期行動が可能になったとみられ、同省は空自機を緊急発進させるなどして、警戒監視と情報収集を進めている。 同省統合幕僚監部によると、遼寧は6日午後に沖大東島(沖縄県)西約270キロの海域で、艦載するJ15戦闘機が、対領空侵犯措置に当たっていた空自F15戦闘機にレーダーを照射。その後も艦載機による発着艦を繰り返しながら北東に進み、7日には鹿児島・喜界島東約190キロの海域からさらに東に進んでいた。 8日には北大東島(沖縄県)の東約490キロに到達し、補給艦を合流させ、南に進路を変更。9日には沖ノ鳥島(東京都)北約500キロの海域を航行しているのが確認された。発着艦は8日までの3日間で計約140回に上った。 


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