チョルノービリ博物館に被害=ロシア攻撃、展示品4割失う―ウクライナ

2026/05/25 14:14配信【時事通信社】

 ウクライナで23日から24日にかけてあったロシア軍による大規模攻撃で、首都キーウにあるチョルノービリ(チェルノブイリ)国立博物館が甚大な被害を受けた。原発事故の記憶を伝える同博物館は2011年の東京電力福島第1原発の事故後、日本との交流に力を入れたことで知られる。ゼレンスキー大統領は24日現場を訪れ、被害状況を確認した。 博物館は1986年の北部チョルノービリ原発事故の6年後の92年に開館。事故処理作業員の関連品などを展示し、原子力災害の深刻さを訴えている。内務省は攻撃によって展示品の約40%が失われたと発表した上で「ロシアは人命だけでなく(事故の)記憶も破壊しようとしている」と非難した。 クリメンコ内相は、原発事故直後に旧ソ連当局が情報を発表しなかったことを念頭に「ロシアはかつてチョルノービリの真実を隠蔽(いんぺい)し、今はその真実を保存する場所を攻撃している」と指摘した。博物館は今年4月、事故から40年の節目に合わせて改装オープンしたばかりだったが、被害を受けて運営を停止した。 


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