トクリュウ撲滅へ「心一つに」=全国刑事部長会議で警察庁長官
2026/05/25 16:19配信【時事通信社】
警察庁の楠芳伸長官は25日、全国警察の刑事部長を集めた会議で匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)を治安上の最重要課題とし、「(容疑者を)検挙できるのは警察だけだ。撲滅に向け、全国警察が心を一つに捜査を強力に推進する必要がある」と訓示した。 楠長官は栃木県上三川町の強盗殺人事件との関連が疑われる事件が広域で発生し、必要な態勢を指示したとした上で、「早期検挙と被害防止に全国警察を挙げる」と強調。また、今年の特殊詐欺被害が3月末時点で前年同期比約8割増の約938億円に上ったことに触れ、「1日10億円もの被害が発生する状況はまさに異常事態だ」と懸念を示した。 その上で中核的人物の実態解明や犯罪下見への対処を指示。全国から捜査員を警視庁に集めて組織した「匿流ターゲット取締りチーム(T3)」や「特殊詐欺連合捜査班(TAIT)」と緊密に連携しながら、捜査を進めるよう求めた。
